交通ルール啓発ブログ

 霞ヶ浦駐屯地・関東補給処創立記念行事~ゲートガーディアン編

陸自霞ヶ浦音楽隊 先週の土日は、自衛隊関連の記念式典が多く開催されました。小生も、未だ実現していない高速料金1000円改定後初の高速道路利用で静岡遠征を企画し土曜日は静岡ホビーショー、日曜は空自・静浜基地航空祭に行く予定でした。しかし、週末の天候は荒れ模様との予報が・・・。
期待のブルーインパルス飛行もないだろうと考えて自家用車での静岡行きを断念、代替案として予定していた比較的近場(といってもバイクで1時間半程ですが)陸自・霞ヶ浦駐屯地開設56周年記念行事兼関東補給処創立11周年記念行事に行ってきました。
お目当ては、初体験となる輸送ヘリ・戦車・装甲車の搭乗体験ですが、先着順ではなく抽選とのこと。
富士スピードウェイでみられた「くじ運」が今回も発揮されるか・・・。

朝から小雨が降る天候の中、朝7時45分に自宅を出発。印西から利根川を越えて茨城県に入り、龍ヶ崎(駅名は竜ヶ崎ですが正式にはこちららしい)を経由して霞ヶ浦駐屯地に9時前に到着。隊員の誘導に従ってバイク置き場でバイクを停めます。

記念式典は10時からなので、その間に別名「ゲートガーディアン(正門の守護)」と呼ばれる、駐屯地内に展示している自衛隊ヘリと戦車を見て廻りました。今日のエントリーはこの「ゲートガーディアン」から紹介します。

戦車

陸上自衛隊戦車

【写真左】61式戦車(三菱重工製)。終戦によりGHQから武器製造を禁じられた日本は、警察予備隊が創設された1950年以降も国産戦車を保有することはできず、1956年のサンフランシスコ講和条約の発効による主権回復をもって自力技術による戦車を開発、1961年に正式採用された戦後初の国産戦車である。主砲は61式52口径90mmライフル砲、砲塔にM2・12.7mm重機関銃、主砲横にM1919A4・ 7.62mm車載機関銃を装備。エンジンは12HM-21WT・空冷4スト12気筒ターボディーゼルで最高出力570馬力、最高速度45km/h。
【写真右】74式戦車(三菱重工製)。61式戦車の後継として1974年に正式採用。一番の特徴は車体を前後に6度、左右に9度傾斜、車高も上下に20センチ昇降できる世界初の油気圧懸架装置で、地形に合わせた砲撃姿勢が可能となっている。主砲はNATO軍の主流であった英国造兵廠のL7をライセンスした、日本製鋼所製51口径105ミリライフル砲。前方にある巨大なレンズは操縦手暗視用赤外線サーチライトである。エンジンは10ZF-22WT空冷2スト10気筒ターボディーゼルで最高出力720馬力。最高速度53km/h。

自走砲

陸上自衛隊自走砲60式自走81mm迫撃砲 【写真左上】60式自走106mm無反動砲(小松製作所製)。「無反動砲」とは、砲弾の推進力となるガスを砲内に溜めず後方に放出することにより、発射時の反動を軽減させ照準を保つよう設計されたもので、車体右側に日本製鋼所製60式26口径106mm無反動砲を2門装備する。エンジンはSA4D-105・水冷4ストターボディーゼルで最高出力150馬力、最高速度55km/h。
【写真右上】74式自走105mmりゅう弾砲(小松製作所製)。主砲は日本製鋼所製74式30口径105mm榴弾砲。エンジンは4ZF空冷2ストV型4気筒ディーゼルで最高出力300馬力、最高速度50km/h。車両の周りを覆う浮航スクリーンを使用すれば渡河も可能(速度6km/h)。1975年から1978年まで計20両の試作車両が製造されたところで兵装不足が指摘され、翌年採用の75式自走155mmりゅう弾砲にとって代わられた「不運の自衛隊車両」。
【写真上】60式自走81mm迫撃砲(三菱重工製・試作車)。60式装甲車をベースに車両後方上部に81ミリ迫撃砲の上部砲身が出せるよう改装された装甲車両。外観上の違いは、7.62ミリ機関銃の銃座が前向きに設置されているのがベースの60式装甲車、後向きに設置されているのが60式自走迫撃砲の試作車、採用型は銃座が取り外されている。エンジンは8HA21WT・空冷4ストV型8気筒ターボディーゼルで最高出力は220馬力、最高速度は43km/h。

装軌式装甲車

73式装甲車 【写真左】73式装甲車(三菱重工製)。60式装甲車の後継として1973年に制式採用された装甲兵員輸送車(Armored Personnel Carrier)。操縦機構は油圧サーボ式の操舵補助(車でいうパワステ)に4速オートマチックトランスミッションと操縦手の負担軽減が図られている。車体側面と後部扉に各2基のT字型射撃ポート(小窓)があり車内から銃で射撃することができるほかに、NBC(核兵器・細菌兵器・化学兵器)攻撃から守るため、武装の12.7mm機関銃は車内からのリモートコントロールで操作できるようになっている。防御能力の高さと装軌式であることから火山噴火等の災害派遣に使用され、平成3年の普賢岳火砕流や平成12年の有珠山噴火の際にも派遣されている。

ヘリコプター

陸上自衛隊ヘリ

【写真左上】TH-55J練習ヘリ(米ヒューズ製)。原型機(TH-55)は1955年に初飛行、1972年に陸上自衛隊が38機のTH-55Jを正式採用した。機体の材質はFRP(繊維強化プラスチック)を多用し軽量化を図っている。現在でも民生用(シュワイザー300)は航空写真撮影や農薬散布等に使用されている。ドア横の「SU」マーキングは宇都宮駐屯地所属機を表す。
【写真右上】OH-6観測ヘリ(川崎重工製)。米ヒューズ社が開発し1963年に初飛行した同機を、1969年から川崎重工がライセンス生産。偵察用に赤外線監視装置を導入している。自衛隊では採用していないが、派生形としてM134・7.62mmカトリング砲(ミニガン)やをMk4・2.75インチ空対地ロケット弾(マイティマウス)用発射ポットを搭載した攻撃型ヘリ「AH-6リトルバード」が米陸軍に採用された。現在観測ヘリの座をOH-1に譲り、練習ヘリや連絡ヘリとして使用されている。
【写真左下】UH-1H多用途ヘリ(川崎重工製)。ベトナム戦争で人員輸送や地上攻撃に数多く使われたことは、映画「地獄の黙示録」でのベトコン村攻撃シーンを挙げるまでもなくご存じの通り。米ベル・ヘリコプター社が開発し1956年に初飛行した同機のうち、まずUH-1Bが1962年から、写真のUH-1Hが1973年から川崎重工によりライセンス生産を開始。現在も第一線で使用され続けている。
【写真右下】KV-107輸送ヘリ(川崎重工製)。他に救難ヘリとしても使われた。現在大型輸送ヘリの座はエンジン出力が大きく、車両の車載輸送も可能なCH-47に取って代わられている。


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