交通ルール啓発ブログ

 下志津駐屯地創設記念行事「つつじ祭り」の対空戦闘訓練

下志津駐屯地つつじ祭り 昨日は待機中の参加車両と、駐屯地内で興味深かった風景を紹介しましたが、今日は下志津駐屯地創設54周年記念行事「つつじ祭り」の式典の模様を写真でご紹介します。
(内容を多角的に紹介するため、一部で去年(2008年)に開催された「つつじ祭り」において撮影した画像を使用しています。ご了承下さい。)

1.駐屯地創設記念式典

国旗入場

国旗入場

10時30分、下志津駐屯地創設記念式典が始まりました。まずは国旗が登壇して掲げられるとともに国歌が演奏されます。自衛官は、「国旗又は自衛艦旗が、自衛隊の施設もしくは儀式の式場等において掲揚されるか降下される場合、又は隊の捧持する国旗等がそばを通過する場合は、これに対して敬礼を行なうものとする。」と「自衛隊の礼式に関する訓令」で明文に定められていて、決まった作法があります。隊旗を持つ旗手は右手で旗ざおを垂直に上げ同時に左手で右わきのところで旗ざおを握り、次に旗ざおを水平に前方に倒して行います。これを「旗の敬礼」といいます。

部隊長巡閲

土谷貴史下志津駐屯地司令
土谷貴史下志津駐屯地司令視閲 国旗が退場すると部隊長による部隊巡閲が行われます。ちなみに観閲官が直立不動で迎える「視閲」とは、本来警察官に対して受礼されるものであって自衛隊ならば「閲兵」が正しいのですが、「兵」という語句が旧日本軍を連想させるためか自衛隊内でも使われないようです。下志津駐屯地での視閲は駐屯地司令兼高射学校長が行います。(写真は観閲官の下志津駐屯地司令・土谷貴史陸将補。)
ひとつ気になったのが、巡閲の際に演奏される楽曲が「千葉県警年頭視閲」での楽曲と全く同一であったことです。自衛隊と警察との違いがあっても旧軍からの伝統で統一されているのでしょうか?(ご存知の方はコメント欄にご教示お願いします。)

隊員退場

下志津駐屯地行進

部隊巡閲が終了すると来賓挨拶へと続き、創設式典は終了。中隊旗を持った隊員は行進で退場、会場を出ると敬礼して解散となります。


2.観閲行進

続いては、第2高射特科群第334高射中隊に配備された自衛隊車両の行進が行われます。

73式小型トラック(旧称)

73式小型トラック 米軍の「ジープ社製1/2トントラック」の規格を導入した車両で、現在は自衛隊でも「1/2トントラック」を正式名称にしているそうです。掲げられている旗の図柄は陸上自衛隊の中隊旗、下地の色(標識色)が黄色なのは「特科職種」を示します。つまり「(高射)特科大隊隷下の中隊」を表しています。

低空レーダJTPS-P18

JTPS-P18.jpg 低高度で飛行する航空機やヘリコプタを捕捉して、対空情報処理システムへ情報を伝送する役目を担っています。

81式短距離地対空誘導弾(短SAM)

73式トラック  短SAM
73式大型トラックに搭載された発射機。ちなみに写真左が旧式(初代)73式大型トラック、写真右が現行(二代目)73式大型トラック。状況により、赤外線/画像目標捕捉方式の光波弾と電波目標捕捉方式の電波弾の二種類が使われます。

96式装輪装甲車

96式装輪装甲車
8輪のコンバット・タイヤ(ランフラット・タイヤ)を装備し、CTIS(タイヤ空気圧調整システム)により、泥ねい地から脱出できるように設計されています。輸送人員は8名で、動力はディーゼルエンジンを採用しています。

87式自走高射機関砲

87式自走高射機関砲武装は、砲塔の左右にスイス・エリコン社製対空35mm機関砲を1門ずつ装着。砲塔に探索レーダーと、車載カメラ・赤外線映像装置・レーザー測遠機などの光学照準システムが搭載されています。シャシー・エンジン・姿勢制御システムは74式戦車からの流用です。


3.対空戦闘訓練展示

観閲行進を行った車両は一旦会場の裏に回り、実戦さながらの対空戦闘訓練を披露します。

下志津駐屯地 対空戦闘訓練展示
下志津駐屯地 防空訓練展示 防空訓練展示の開始とともに、国籍不明の「航空機」が飛来してきたとの設定で、96式装輪装甲車が高速で進行してきて、武装した人員を下します。その後に87式自走高射機関砲・短SAM・近SAM・中SAM・改良ホークも登場、配備に付きます。

中SAM 中SAMの発射ポットが垂直に立ち上がり発射準備完了。
スピーカーから流れるミサイル発射の轟音、そして白煙が立ち上る「演出」に周りにいた客席の子供たちは大喜び・・・
icon:face_embarrassed

下志津駐屯地 敵機撃墜
「敵機」に見立てた「ハリポテ」に焦点を合わせてミサイル発射の轟音をした途端に、「敵機」が発煙して大(中・・・小・・・?)爆破!
見事、平和が保たれましたとさ。(おしまい・・・icon:face_shishishi

PAC-3とOH-6
この防空訓練展示には、北朝鮮からの「飛翔体」の迎撃態勢を取っていた、航空自衛隊習志野分屯基地配備の「地対空ミサイル・パトリオットPAC-3」と立川駐屯地所属の「OH-6D観測ヘリコプター」も参加しています。

これで予定しているプログラムは全て滞りなく終了、対空戦闘訓練に使用された装備品の地上展示が午後3時まで行われたのでありました。


【最後に一言だけ・・・】

迷惑な人

観覧席と立入禁止の規制ロープとの間に数メートルの間がある場所に、行進を撮影するためカメラを携えてきたならば、観覧席に腰掛けるよりも規制ロープぎりぎりで待ち構える人が多いと思います。その際に観覧席からの視界が遮らないように大抵の人は座るものなのですが(こんなこと言わなくても当たり前なのですが・・・)、シートを持ってこなくてズボンを汚したくないのか?それとも胡坐をかくのがみっともないと思ったのか?終始立ったままの60歳前後の人物がおりました。
小生が視界に入る場所に立っていなかったので敢えて注意しなかったのですが、仮に小生の前に立って見ていたとしたら罵声を浴びせていたことでしょう。最近カメラを手にして気になるのですが、カメラを構えている直前を遮るように立ち写真を撮ったり話をする輩が非常に多く感じます。特に分別があってしかるべきの50・60代のオッサンが非常に多い!以前、「ひゅうが」を見に行った際にも、写真を撮ろうとしていた小生の横から身を乗り出して、前に被さって来た50代のオッサンに思わずカッときて、横顔に肘鉄を食らわせたほどです。(両方の行為とも賢人はやらないのでしょうが・・・icon:face_embarrassed
小生は写真を構えている時は後ろに周るようにし、連れの者が危うく入ろうとしたのを見たら注意するようにしています。個人の権利意識が強いといわれている外国でも、大抵の人は立ち止って撮影し終わるのを待っています。(ニューヨークのメトロポリタン美術館でも、ワシントンのスミソニアン博物館でも、パリのルーブル博物館でもカメラを構える人の前に立ち止まるアホを見掛けたことは、未だかつてありません。)
日本人に「謙譲の美徳」が失われているのをつくづく感じる、イヤな出来事でした。


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