交通ルール啓発ブログ

 新たなアルファブロガーが誕生

前回記事で紹介したアルファブロガー・アワード2008ブログ記事大賞が決まりました。
当然、小生は落ちた訳ですが・・・
ま、初めてから3ヶ月の「ど素人ブロガー」の"記念受験"で終わった訳ですね。icon:face_embarrassed

小生が紹介した5作品から4作品が選ばれ、まずは満足じゃ・・・と言いたいところですが、今回大賞に選ばれた作品のうち、特に当方の印象に残る2作品の内容が消化しきれずに引っかかるものを感じておりますので、申し上げさせて頂きました。


Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ]

Googleストリートビューの映像は生活空間に無秩序に潜り込んで覗き見をするようなもの、として疑問を呈する記事。
残念ながら、当方はストリートビューの公開は直ちに中止せよとの論調には賛同をする事ができない。知らない街の路地を見たいと思うのが"卑"であるとの主張が全く理解できないからだ。バブルでの立ち退きで変わっていく新宿などの路地裏を写したアラーキーの「東京物語」はメッセージ性の高い芸術だと思うし、まさか「ぶらり途中下車の旅」や「ちい散歩」のような街中を散策する番組までも他人の生活の平穏を侵害する低俗番組と思っている人がいるとも思えない。
ただ、家の間取りや車庫の自動車もストリートビューに映される事で窃盗犯のターゲットにされるとの懸念は理解できる。ストリートビューに映される映像を如何に修正していくべきか、削除要請に対するGoogleの敏速な対応など、広範な検証が必要であることを考えさせる記事ではあった。


大野事件の終焉:無罪確定

2004年、福島県の県立病院で帝王切開手術を受けた妊婦が大量出血して死亡したとして、執刀医を業務上過失致死と医師法違反の罪で検察が起訴したことに異議を唱える記事。

今般発生した「妊婦たらい回し死亡事案」で注目されている産科の医療現場。産婦人科医であるブログ主の職業的立場での心情の吐露や患者との向き合い方は緻密・繊細に語られていて説得力がある。文章からも垣間見られるが、「過酷」「激務」の現場に臨んでいる医師の姿はテレビでも取り上げられており、そのつらさは小生のようなサラリーマンには到底理解できないのかも知れない。だが、「産婦人科医療に対する誇りを傷つけられた」との論調が顕在するのが気になる。「医師の職務行為の妥当性を司法で判断する」ことが「医師という職業に対する誇りの失墜」にはならないと思う。このような書き方は、「医療過誤を疑われている医師のエクスキューズ」と受け取られかねないのではないだろうか。仮に意図していたとしたら、ブログ主が抱いている「誇り」とは「人命を扱う医療従事者としての矜持」ではなく、「医学的知識が高い医師であることの自負」、つまり「自惚れ」である。文面を一読する限りブログ主が「責任逃れ」を意図したとは思えないが、訂正することをお勧めしたい。(とはいえ、去年9月から更新されていないのだが・・・。)
刑事にしろ民事にしろ、医療過誤訴訟では"3つの壁"があるといわれている。立証する側に高度な医療知識が問われる"専門性の壁"・手術室での行為を部外者が事実立証できるかの"密室の壁"・同業者である医療従事者が不利な証言を伏せてしまう"封建制の壁"である。検察側がこの壁をクリアできなかったことで無罪判決となった。ブログではそこで終わっているが、問題は何も解決されていない。現場での些細なミス「ヒヤリハット事例」を医療機関で共有しはじめてるらしいが、更に問題解決の共有化も必要ではないだろうか。ブログの中に問題解決の提言がなかったことが惜しまれる。

この2作品に対しては厳しい批評をしましたが、別の見方をすれば思わず何か言わずにいられない、小生のブログには到底太刀打ちできない凄いインパクトがある作品であると思います。その他、マスコミ連動型で話題を仕掛けるアメブロが推す芸能人ブログからでなく一般ブロガーが、全国的なムーブメントを起こしたことを考えれば、2008年度の"話題賞"として選ばれるのも当然といえるイカの町で出会ったモジャモジャ犬「わさお」のほか、中国の民主化運動の芽生えを取り上げた一党独裁に叛旗!全面的民主化求める「08憲章」出現や"いわくつき"の理由で大学教授を辞し、テレビのコメンテーターとしても出なくなった経済評論家ブロガーが小泉構造改革批判を展開する「根本的に誤っている」のは竹中平蔵氏、の歪んだ「郵政民営化」といった、巨大マスコミでは封殺するであろう作品も選ばれるなど、誰も異論を差し挟む余地のない選定だろうと思います。小生は選ばれた12作品に賞賛の拍手を送ります。


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 コメント(2件)

#1: さん 一言いわせてください @ March 15, 2009 [REPLY]
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>過失があったとしても罪に問う事はおかしいとの論調

大野病院事件は過失はありません。医師の過失で亡くなったのではない、どうにもできない稀な病気(癒着胎盤)だったから無罪だったんです。

#2: さん もこ(ブログ主)さんから一言いわせてくださいさんへの返信 @ March 18, 2009 [REPLY]
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>>1 一言いわせてください さん

>医師の過失で亡くなったのではない、どうにもできない稀な病気(癒着胎盤)だったから無罪だったんです。

当該裁判の争点は「妊婦が癒着胎盤か」ではなくて、「癒着胎盤である妊婦への処置が妥当であるか」、つまり子宮ごと摘出するのではなく癒着した胎盤を子宮からはがす処置は妥当であるか、でした。
裁判では、「癒着胎盤の場合にはがすのを中止して子宮を摘出すべきかどうかは、医学文献などから一義的に判断できない」と判断し、「胎盤をはがしたことが違法と認める証拠がない」のであって「胎盤をはがす以外に適切な処置はない」と言っているのではありません。

ただ、小生の「過失があったとしても罪に問う事はおかしいとの論調」の記述は被告人であった医師に過失があったことが客観的に存在することを印象付けるものであり、裁判が処置が違法と認めていない以上妥当性に欠けると思いますので訂正します。

ご指摘ありがとうございました。

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