交通ルール啓発ブログ

 タクシー利用の際は選別できる"確かな目"を

タクシー 年末の話ですが、何気なく見たテレビでタクシー運転手への暴力事件を捉えた車内の監視カメラの映像が放送されていたのですが、些細な事で殴る蹴るを繰り返す、あまりの傍若無人な振舞いには驚愕します。
小生自身まだ乗り合わせたことはないのですが、都内では去年の米軍兵士によるタクシー強盗殺人事件を契機として、車内に"監視カメラ"が取り付けられているタクシーが最近増えてきたといいます。おりしも関西地区で強盗殺人事件が多発しており、タクシー業界も戦々恐々となっている事は間違いないようです。
ところで、世間に多大の影響を与えているらしい「アルファブロガー」がタクシー利用についてブログに記していたのを見つけ、大変興味深い記事だったので僭越ながら当ブログで取り上げさせて頂きました。

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そのブログによれば・・・

タクシーで自宅に着いた時所持金にあり合わせがなかったので自宅に戻り支払おうとすると料金メーターが上がっていて、「お前が車を反転させたからメーターあがったんじゃねーの?」と思いながら渋々払った。

タクシーってこういうもんなのか?
との別のブログを引用して、"ダメ運ちゃん"に対処するには・・・
  • "クレディットカード"を使うこと
  • 予めタクシー料金検索サイトで調べておくこと
  • ネームプレートをケータイで撮るか、"ご意見カード"を座席の背から引き抜くこと

と伝授しています。

で、根本的な質問なんですが、タクシーの運転手に自宅にお金を取りに行くと説明したら10分だろうが、1時間だろうが待たせても料金は変わらないのでしょうか?

答えは当然NO。
タクシーメーターは距離ごとに加算する方式とは別に、時間ごとによっても加算されています。(時間距離併用制運賃・東京23区の主な運賃は初乗り2㎞まで710円、288m毎に90円、停車又は10km/h以下走行時は1分45秒毎に90円

http://www.hinomaru-taxi.com/service/index.html
http://www.odakyu-koutsu.co.jp/taxi/price/index.html
つまり、車を停止させる1分30秒前にメーターが変わったのであれば、遅くとも停止してから15秒後にはメーターの料金は上がる仕組みになっているのです。


こんな基本的な事も知らないでタクシーを利用する人がいるとはちょっと考えられません。「ちょっとは料金負けてよ」というのが本音ではないのでしょうか。料金は各社がそれぞれ国土交通省に申請して認可された正規なもので、タクシーメーターは1年毎の検査が義務付けられており、改造されないように鉛の封印をしているほど厳格に管理されています。そこは充分理解している小生でも同様にどうにかしてくれないかと感じる事はあります。タクシーを利用した時に別の運転手さんに聞いた事がありますが、ここだけの話、料金はメーター操作で料金を安く設定する事が出来るそうなのです。しかし、運転手が身銭にしてしまう不正から防止するために事情をその場で会社に報告し、帰ってから何で安く料金を設定したのかを報告書で提出して認められないと自腹なのだそうです。
つまりゴネる"ドケチ客"に根負けすると運転手の自腹になる訳で、安くは出来ないのでしょう。

更に悪質なケースになるとお金を自宅で取ってくると言い残してそのまま逃げる"籠(かご)抜け"があるそうで、これではまともに正規料金を支払っているほうがバカらしくなってきます。どうせなら、不正防止のために冒頭のタクシー車内監視カメラの映像を公開して"モンスターカスタマー"の素顔を晒してもいいのではないかと思いますけどね。


もうひとつ。

ダメ運ちゃんにダメ出しするには運ちゃんを記録してしまうこと。ネームプレートをケータイで撮るのでもいいし、「ご意見カード」を座席の背から引き抜くのでもいい。そのふりをするだけで、運ちゃんの態度が変わる。

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この方法は東京地区では極めて有効な手段ですが、千葉などの地方都市では有効策とは言い切れません。何故ならば、"タクシー業務適正化特別措置法"という法律で「特にその業務の取扱いの改善を図る必要があると認められるタクシー運転手に輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する講習を受けさせるよう命じ」られたり(同法18条の2)、「タクシー運転手の職務に関して、輸送の安全又は利用者の利便を確保することが困難となるおそれがある著しく不適当な行為をしたと認められるとき」は登録が取り消される(同法9条4号)との項目が適用されるため、客からのクレームにナーバスにさせる効果があるのですが、この"タクシー業務適正化特別措置法"が適用されているのは東京23区と大阪市だけで、その他の地域には適用されていません。
これは小生が千葉で経験したことですが、車を呼び出してから15分以上経ってもタクシーが来ない・・・こちらの電話番号を伝えているのですから、折り返し何分頃で到着しますと伝えるべきが「よく判りません」の一点張り。20分過ぎにやむなくキャンセルして他社のタクシーを呼ぼうとしたところでタクシーがやって来たのですが、こちらが苦情を入れると詫びの言葉ひとつなくムッとして急発進や急ブレーキを繰り返した挙げ句に平然と「金払え」ときたのです。

何故こんな事がまかり通るのか・・・理由は簡単。"タクシー業務適正化特別措置法"が適用されないので・・・

監督官庁である国土交通省の出先機関である運輸支局は道路運送法に定められた"死亡事故"などの重大事故でない限り指導することは皆無。

タクシー協会に苦情を申し出ても、法的に指導する権限はないから「タクシー会社へどうぞ」とタライ回し。

タクシー会社は経費削減でサービス向上の意欲がないのと、乗務員(運転手)が退社する事を恐れて何の教育もせず。

結果、客と思わないタクシー運転者ばかりが増える。

・・・となる訳です。


小生が都内でタクシーを使う際には、余程の急ぎの理由がない限り以下の基準で決めています。

  • タクシー会社は法人単独で運営しているところを選ぶ。「緑色のタクシー」や「オレンジ色のタクシー」のように小さな会社が集まった無線配車共同体は、クレームになった場合に責任の所在があいまいになりがちなので注意する。
  • タクシー車種は「黒塗り」、しかも「クラウンセダンGパッケージ」又は「クラウンロイヤルサルーン」に限定する。東京都内での「黒塗り」は一部を除いて、ベテラン運転手が担当するので「地理不案内」の心配はないし、客に対する臨機応変な対応が期待できる。また、「トヨタクラウンセダン・Gパッケージ(通称・クラセダ、Gパケ)」や「トヨタクラウン・ロイヤルサルーン(通称・ゼロクラ)」は官公庁では公用車に使用され、ハイヤーにも使われる「ハイグレード車」として知られている。未だに都内でもよく見かける「日産セドリック」の基本設計や安全基準は今から20年以上前のものであることも知っておきたい。「トヨタプリウス」も導入されているが、車内は若干窮屈で乗降時は頭上に注意を要する。
  • 個人タクシーより法人タクシーを選ぶ。普通なら豪華な装備で、かつタクシー経験10年以上の運転手しかなれない個人タクシーを選ぶのが賢明と考えがちであるが、プライドが高いからか横柄な態度を取る運転手が多いし、「居酒屋タクシー」で問題になったように個人事業主はタクシーセンターの指導が及ばないゆえ、法人では"御法度"の乗車拒否や暴言が多いらしい。超有名女性ミュージシャンの夫で車好きとして知られる某プロデューサーも、そんな理由から法人タクシーの顧客として利用していると聞く。当たり外れが最も大きいので利用するなら心しておきたい。
  • 引用のブログとは逆の意味で、気持のよい運転手に当たったら名刺をもらったり、ネームプレート(乗務員証)の名前を控えておきストックすること。配車手配の際に融通してもらえることがある。

一番重要なのは、引用したブログの文言にあるような「運ちゃん」との意識を客が持たないようにすること、そしてタクシー会社に持たせないように意識改革させることと考えます。チケットで乗っているのなら、事を荒げてクレームを付けて委縮させて優越感に浸るよりも、運転手やタクシー会社へ丁寧に要望を伝えることで以後タクシー会社に「良質な顧客」として顔と名前を覚えてもらうほうが得策だと思いますがね。


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