交通ルール啓発ブログ

 少子化と車離れで教習所閉鎖

東京・日野市の自動車教習所が経営難を理由に先月30日に事業を停止した。東京地裁に破産手続開始申立ての準備に入るという。教習生約1500人には30日付けで通知書を郵送したが、倒産を知らずに教習に訪れる教習生もいたという。今月3日に債権者説明会が開かれ、返金や謝罪を求める怒号が飛んだが、同教習所の運営会社社長は「債務超過に陥っており、全額返済は不可能」と説明した

事業停止した教習所は、バブル時にリムジンで送迎したりベンツ190Eを教習車に使うなどして話題を集めていたが、業界全体を俯瞰してみれば少子化の影響により、現在都内で免許教習を受ける若者は20年前の半分まで落ち込み、かつその少ない教習所入所希望者を取り込むためにダンピングまでする過当競争が5年以上前から顕著だったといい、冒頭の教習所も例外ではなかったそうだ。
http://www.senryakukou.com/mlmg/200208/26nesage.html

それに昨今のガソリン高騰が追い打ちをかけ、現時点の教習生1500人の教習費だけでも推定でおよそ3億円ものお金が納められていながら、累計で20億円以上の負債を抱えてしまった、というのが破綻の理由らしい。

小生も、去年のゴールデンウイークの時期に、中型免許制度が導入される前に実現させたかった大型二種免許取得のため、十数年ぶりに栃木県で合宿教習を受けたことがある。小生の場合、「安心プラン」と銘打った卒業まで一括保障型の教習とシングル部屋のセットであったが、既に旧大型免許と旧普通二種AT限定免許を持っていたとはいえ費用は20万円程で済んだ。入所してまず驚いたのは教習所の教官(正しくは「指導員」)の物腰の柔らかさ。一見していかつい坊主頭の年配指導員でさえ本当に丁寧である。初めて普通免許を取得するため教習を受けた二十年前、路肩に車を寄せて停まる際にギリギリまで車を寄せろと言っていた典型的な「オイコラ教官」が、いきなり急ブレーキをかけたかと思いきや、ドアを足で蹴って開け「こんなに寄せる馬鹿がいるか!」と怒鳴られたことにカチンときて、教習コースの真ん中で車を放り出して帰った経験がある小生は、何とも違和感を感じてしようがなかったほどだ。その際に指導員から聞いた話であるが、最近の指導員の給与体系は基本給が15万円程度で、指導員が自ら近くの高校や大学に営業に行き、教習生獲得に応じてもらえる歩合給になっているそうだ。更に驚いたのは、その教習所の一角に自動車販売のカウンターを設けてあり新車・中古車問わず購入予約を勧めていた事である。多角経営をしなければ教習所の運営は成り立たないのだという。

今日のテレビ朝日「報道ステーション」に出演していた解説者は、「車を運転する人が減って車中心の生活が見直されることは、エコにも繋がり大変良いことだ。」などと語っていたが、日本が世界に質の高さを誇っていた筈のサービス業が斜陽になり、労働者の生活が脅かされていくかのような雇用不安を考えれば、「エコ」などという安易なフレーズを引き合いにして較べる事自体、的外れよりも暴論という他ない。あの番組においては今日に始まったことではないが、視聴者を見くびるような当たり障りのフレーズで中身のない事を平然と並べ立てておきながら、悦に入る発言者の顔を見ると腹たたしくさえ思う。


 トラックバック(0件)

トラックバックはありません。

         

本記事の内容に関連性がなく、送信元のブログに当サイトのURLが記載されていない場合は掲載されません。

If you sent ping that written except Japanese, master delete it.

 コメント(0件)

コメントはありません。

 是非コメントをお願いします。

本文と関連のないコメントや当ブログの紹介がないURLは掲載されません。

コメント用フィード