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 Yahoo! 百科事典の登場で、Wikipediaの衰退が見えた。

Yahoo! が、小学館の「日本大百科全書」をベースに各分野の専門家が編集に加わった、無料の百科事典の公開をスタートさせました。

現在、Yahoo! が日本で提供している主なネットサービスを抜粋してみると・・・

サービス項目 創成期の代表的サービス名(登場年) Yahoo!でのサービス名(登場年)
ナレッジ・コミュニティー・サービス OKWAVEコミュニティー (2000年) Yahoo!知恵袋 (2004年)
ブログ・スペース・サービス チャンネル北国 tv (2003年) Yahoo!ブログ (2005年)
ソーシャル・ブックマーク ドリコムMyclip (2004年) Yahoo!ブックマーク (2007年)

・・・と、Yahoo!が主要なネットサービスの提供で後発なのに、利用者数はYahoo! ブログではトップであったりします。これもYahoo! のネームバリューの賜物といえましょう。

ウェブでの知識共有サイトの代表といえば、今まではWikipedia(ウィキペディア)を挙げることに異存がある人はいないでしょう。ただ、「門前の小僧でも習わぬ経が書き込める」という性質上、記載内容の信頼性という点で疑問符が付くのは当のWikipediaでも認めるところであり、出版している百科事典のデータベースを参考にして専門誌にも執筆している専門家が監修している知識共有サイトが他にあるのなら、Yahoo! のネームバリューのあるなしに関係なくシフトしていくのは間違いないと思います。
更に、もう一方の雄"Google"が提供する、Wikipediaと同様に誰でも編集に参加できる(ただし、最終編集権はGoogleが選定した学者等の識者にのみに与えられている)知識共有サイト「knol(ノル)」の日本版がリリースされるとなれば、Wikipediaの存在意義は大きく揺らぐことになるでしょう。「Wikipedia不要論」の声まで出てくるかも知れません。

では、Wikipediaはネット上から消滅するのか?もし人からそう問われれば私はWikipediaの行く末を暗示するにふさわしいブログを紹介します。

2ちゃんねる化するウィキペディア - 池田信夫 blog

Wikipediaでは「百科事典にふさわしい内容に・・・」と標榜している意見が散見しますが、記名のない解説記事は文責が曖昧となり、得てして裏付けのない傍論があたかも真実であるかのように明示されてもそれを訂正する術を持てないことになります。他方で利用者の投票で管理人を選任するというルールも、一見誰からも干渉も受けないネットユーザーの自治に則った公平なものに映りますが、別の視点で見ればネットに影響力を誇示したいとの野心を持つ人間が「管理人」に就任したいがため、多数のアカウントを作成してそのうちの一つのアカウントを「管理人」に仕立てる「自作自演の出来レース」を仕掛けることは火を見るより明らかです。そうして誕生した「インチキ管理人」は、豊富な知識を有する自分の意にそぐわない人物を「粛清」することも可能になり、たとえ記事の表題の本人であっても訂正することは困難になるのです。これは架空の話とはいえません。現に記事編集に一切関与せず、利用者排除の作業にのみ猛進する管理人は現に実在しているのです。
すなわち、ネットユーザーの自治に委ねられているWikipediaの理念は「知識共有」サイトにはそぐわないのです。今後、知識共有サイトがどのように淘汰されるのかが日本人の知能と理性を見極める試金石になるのではないのでしょうか。


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